青木歯科医院では、ご家庭で寝たきりなどの状態にある方にも、食べる楽しみを持っていただくことや、お口の中の悩みを改善していただけるよう、訪問歯科診療を実施しております。
最近の研究で、口の中の細菌が、肺炎、心臓病、脳卒中、糖尿病などと深く関わりがある可能性が指摘され始めています。高齢者が患う肺炎の多くは口の中の細菌によって惹き起こされるという報告もあります。とくに寝たきりの方にとって、むし歯や歯周病を放置しておいたり、入れ歯をきちんとお手入れせず不潔にしておくことによる口の中の汚れ（＝細菌のかたまり）は、全身の状態に重大な悪影響を及ぼす恐れがあります。
このようなことを予防するために、寝たきり状態の方や、日ごろ介護をなさっている方に、口腔ケアについても指導を行っております。むし歯、歯周病の状態を改善したり、入れ歯を快適に使えるようにすることにより、食べることに必要な、噛む能力の維持・回復が期待できます。このような食生活の改善が、身体機能の回復、生活意欲の回復などの効果をもたらし、さらに介護をなさる方の負担の軽減にもつながるのではないかと思います。

訪問診療のご相談の専用電話を設けております。ぜひご利用ください。